事故をしてしまったら廃車しかない?

事故車の定義とは?

「事故車」と聞くと、単純に事故を起こしたり事故にあったりした車、だと思いがちですが、厳密いうと「実は違う」というのをご存知でしょうか?

 

事故車とは、事故や何らかの要因によって車体の基礎となる骨格部分が損傷したことで、その部分(骨格部分)を交換したり修理したことがある車を指します。

 

これは、自動車公正取引委員会・日本自動車査定協会・日本中古車販売協会という3つの団体によって定められています。

「事故車」となってしまう車の骨格部分とは?

事故車と認められる車の定義は上で述べた通りですが、では車の重要な骨格部分とはどこの部分なのでしょうか?それは以下の通りとなっています。

 

【車体の基礎となる骨格部分】

  • フロントクロスメンバー
  • ラジエータコアサポート
  • フロントインサイドパネル
  • フレーム
  • ダッシュパネル
  • ピラー
  • ルームフロアパネル
  • トランクフロアパネル
  • ルーフパネル

 

以上の9箇所のいずれかを修理・交換すると『事故車』と定義づけられることになります。

 

これは逆に言えば、これ以外の箇所、例えばフロントバンパーやドアなどを交換修理しても事故車として定義づけられるワケではありません。

事故車として扱われる様々な原因

「事故車になるのは骨格部分を修理、交換した車」というわけですが、修理や交換に至る原因は、車同士の衝突、電柱・ガードレールとの接触、だけではありません。

 

水害にあってエンジンのラジエーター部分まで冠水してしまった「水没車」も事故車として扱われます。



 

さらに、大きな雹によりピラー部分に損傷を受けた車や、海沿いの地域ではよく見られる塩害の被害を受けた車も「事故車」という扱いとなり得ます。

 

また工場・工業地帯で飛来する鉄粉の被害を受けた車両火災にあった車も事故車として扱われます。

 

塩害や鉄粉によるフレームへの被害は、オーナーでも知らない間に進行していることが多く、自分が知らない内に事故車になってしまっていたというケースも結構あるんですね。

事故車が引き起こすデメリット

売却額が安くなってしまう

事故車となってしまった車両は、売却額がどうしても安くなってしまいます。

修復歴は買取査定を行う際の重要な項目。そのため、修復歴がある車は修復歴がない車に比べ、総じて査定額が30~40万円下がる傾向にあります。

 

これには、車種や現在の車の状態には左右されず、修復後に問題なく走行できていたとしても減額の対象となってしまいます。

 

そのため、元々市場での価値が低い不人気モデルの場合、買取り自体を断られてしまうことも珍しくありません。

安全性が低い

車を構成する骨格であるフレーム部分が一度歪んでしまうと、どれだけ時間を掛けて丁寧に修理したとしてもミリ単位のズレはどうすることもできません。

それどころか、人間の骨格と同じで、どこかに歪みが発生すれば全体に波及し悪影響を及ぼしてしまいます。

 

この骨格部分は、車が安全に走行するための最も基礎的な部分。

なので、骨格の歪みは安全性と直結した問題なのです。

 

修理した直後は問題なく走行できたとしても、後々軋みなどの異音や直進性に対する違和感が出てくる可能性もかなり高いといえます。

事故車の廃車手続き方法

永久抹消登録をする場合

永久抹消登録とは、車を解体する前提で行う手続きのこと。

車が完全に必要なくなったり、あまりにもひどい損傷を受けて使用不可能になった場合の手続きになります。

 

この永久抹消を行う場合、まず車を解体する必要があります。この時、ナンバープレートを取り外しておきましょう。

 

次に、必要な書類を一式そろえて運輸局で手続きを行います。

ナンバープレートもここで返却し、手数料の納付書を確認して貰い、全ての書類を窓口に提出します。同時に、自動車税還付に関わる手続きを行って永久抹消の手続きは完了となります。

一時抹消登録をする場合

一時抹消登録とは一時的に公道を走行できなくし、車両に掛かる自動車税をストップする手続きです。

一時抹消の場合も、手続き自体は永久抹消登録とほぼ変わりません。

 

ナンバープレート返却のためナンバーを取り外し、必要書類を揃えた上で運輸支局窓口でナンバーと書類を提出します。その後、自動車税還付の手続きをして終了となります。

 

ただし、永久抹消と一時抹消、どちらの廃車手続きも地域によって必要な書類が異なる場合があるため、手続きを行う場合は事前に必要な書類を確認しておきましょう。

事故車を廃車にする費用の相場は?

車両の陸送費

廃車にする車が自走できるのであれば発生しない費用ですが、自走できない車両の場合発生するのが車の陸送費です。

陸送にはレッカー車などが用いられ、費用は距離や車のサイズにもよりますが10,000~30,000円程が相場となります。

リサイクル料

このリサイクル料は、2005年より施行されたリサイクル法により支払わなければならなくなった料金です。

 

そのため、2005年以降に新車登録を受けて購入した車であれば支払う必要はありませんが、2005年以前に購入した車で車検の際などに支払っていなければ支払う必要があります。

このリサイクル料は車種や車の状態によりますが、目安として8,000~20,000円程が相場となっています。

解体費

解体費は、車を解体する手数料となります。そのため、一時抹消登録による廃車では発生しません。

 

業者により料金は異なりますが10,000~20,000円が相場となっており、車の解体に掛かる手間と売却できる部品の数により決められることがほとんどです。

事故車の廃車費用を無料にする方法とは?

事故車を廃車にするためには、最低でも30,000円弱は費用が掛かってしまうことになります。

 

しかし、廃車の買取業者を利用することで、手出しは一切ないまま事故車を廃車にすることが可能なのです。

廃車の買取業者は、廃車にするためにかかる陸送費や解体費といった諸経費を無料にしている場合も多くあります。

 

また、廃車にするだけではなく文字通り買取ってくれるため、手出しが発生するどころか逆にお金が入ってくるケースも少なくありません。

まとめ:事故車はどうするのがベスト?

事故車は修理していたとしても中古車としての価値は低く、そのまま乗り続けるのも安全とは言い切れません。

 

そのため、事故車は廃車の買取業者に引き取って貰うのがもっともおススメです。

 

もちろん、廃車の手続き自体はディーラーや中古車販売店でも引き受けてくれますが、手数料や諸経費で損をしてしまうことも珍しくありません。

 

また、自分で廃車にすることもできますが、窓口が平日しか空いてないこともあり、忙しい人には無理があります。

 

その点、廃車の買取業者は、廃車に掛かる手数料・諸経費は無料で引き受けてくれる場合がほとんどで、中古車としての価値がない車でも、パーツ単位で査定することでしっかり買取額を提示してくれます。

 

事故車の廃車を検討している方は、まず一度廃車の買取業者で無料査定してみることを強くおススメします!

 

関連記事:「カーネクストは事故車でも買取って本当なの?廃車費用の落とし穴」